ギター小僧のベルナドットさん。
「インテグラと実は結構髪型の似ているなぁ」なんて眺めつつ…いよいよ3巻最終話。
アーカードの宣戦布告を受けて少佐は大喜び。
カメラードkameradはドイツ語で僚友・戦友とか単に友の意味。
(ほんと学生時分にドイツ語習っておけばよかった…)
さらには望むべきもの、我らと同類の「人でなし」とまぁ、何とも素敵なお言葉の数々からは、両者の縁の浅からざるトコロがうかがえます。
ここでのドクとのやり取りから、ミレニアム首脳部は他にいるものの、実質この少佐が実権をにぎっていることがうかがえます。「オペラハウスの老人方」とはおそらく、他の首脳部の面々は少佐より目上であるものの、実際には傍観者に過ぎないということでしょうか。
それにしてもカバーのスナップ写真のカット…
半世紀前だというのに映っている少佐の顔が、今と全く変わっていない…
「人でなし」というのは、その所行をさしているだけでなく、アーカード同様ミレニアムも「人ではない」ということを暗にしめしているのかもしれません。
そのころアーカードは主菜をオーダー。
いよいよトバルカイン・アルハンブラ登場です。
軽く手合わせしたところで、やはりアーカードとウォルターが50年前にたたいた組織の生き残りがミレニアムの正体であるらしいとアーカードが納得。そして白黒(紅白)対決再開。
まぁホテル前での戦闘は普通の人間巻き込んでやりたい放題です。
でも銃社会では、銃声が聞こえたらまず伏せるのが常識だと思うのですが、みんなたったまんまだから、もうむちゃくちゃ…汗
そんななか、負傷したアーカードはホテルの壁をのぼって、屋上へ移動します。
(ヴァレンタイン兄弟襲撃時の腰の重さはどこへやら、ホント降りたりのぼったり忙しい…笑)
ところで、コウモリにでも変化して飛べば良さそうなこの場面、もしかするとブラム・ストーカー版の3章で、ドラキュラ伯爵が城の壁をトカゲか何かの様にはっておりるところを、ジョナサン・ハーカーが目撃するエピソードをふまえているのかもしれません。