さて「イチジクの葉」についてメモ少々。
イチジクの葉とくれば、かのエデンの園でアダムとイブが禁じられていた知恵の実を食べたばっかりに、あわてて身につけた例のブツです。
この話が元で、英語でも成語となってまして、辞書をめくると「fig leaf」で一項設けられております。
我が家にあったロングマン英英辞典をひいてみると…
fig leaf : n
1 the large leaf of the fig tree which is often shown as covering people’s sex organs in art.
2 something that hides (something else),esp.unsuccessfully or dishonestly.
とあります。
1は要するに、芸術等においていわゆる「大事なところ」を隠しているイチジクの葉ということ。
2は何かを隠すものということ。とくに不誠実なもの、不体裁なもの、都合の悪いものを隠していて、しかも上手に隠しきれていない場合にこの表現が用いられます。
アーカードの「そうだ それが最後のイチジクの葉 だ なんとも素晴らしい!股ぐらがいきり立つ!インテグラ!!」というセリフは、この両方の意味をふまえた言葉で、表現としてはお下劣系ですが(笑)素晴らしいと思います。
インテグラの返事に執事さんもうれしそう。
「シロルの素晴らしい特級葉がございます。」なんて通常業務にもどってます(笑)
それにしても、シロル…ってどこ?セイロンじゃないし、架空の紅茶の産地なんでしょうか??
さて、リオでは、セラスは棺を持って屋上に移動。そして例によってアーカードの「教育」がスタートします。
それにしてもブラム・ストーカー版では、ドラキュラ城でジョナサン・ハーカーの身の回りの世話(食事の支度やベッドメイキングなど)一切を甲斐甲斐しく(?)こなしていた伯爵…100年経つとあの甲斐甲斐しさはどこへやら。セラスに棺二つ担いで、ヘリを奪って脱出しろとは、ひと使い荒いです…
そしてアーカードは正面玄関へと向かうわけですが、まずでかい!!
身長2m以上あるのではないかという長身の体がレッドカーペットを行くがごとく、というかレッドカーペットを敷きながら進んでいくところで、ひとまず幕。
キモくてエロくて、一粒で2度美味しいアーカードでございました♪