(昨日のつづき)
ロンドン郊外王室別邸クラウニーハウス
女王が招集した会議には円卓会議のメンバーとともに、イスカリオテも同席…。
ちなみにクラウニーハウスが実在の別邸かどうかは不明です。
それよりもイスカリオテが同席していることがおどろきです。
マクスウェルの口からは、あらゆる情報がミレニアムに筒抜けであることから、おそらくミレニアムの協力者がありとあらゆるところ、そしてこの円卓会議のメンバーの中にもいる可能性がのべられます。
(エトセトラのくりかえしは、王立軍事博物館での会見とおなじ、マクスウェルのくちぐせなんでしょうか…)
…とここでアーカード組帰還。
アーカードはまっすぐ女王の前に進み出ます。
「不死の王」と「現し世の女王」の対面。
ここで実は女王が、50年ほど前にアーカードと会っていることがあきらかにされます。そして、アーカードが女王に顔を見せる(そしてそのためにおそらくはひざまずいている)ときの表情がなんとも…アーカードがここまで「許す」相手なんて、この世に一対何人いるんだ???
そして「貴方は今こそが確実に美しいのだ 女王」と最大級の賛辞まで!!
自分の人生を投げ出すことなく歩み続けた人間に対する、アーカードのなみなみならぬ思いがにじむこの場面は、本当に印象的です。
ここでトバルカインの記憶から得た情報をアーカードが報告し、議場が騒然としたところで、ミレニアムの特使、シュレディンガー登場。
(ところでアーカードの報告で「55年前」というのが出てくるのですが、となるとやっぱり「現在」は「2000年」なんでしょうか???)
なお、シュレディンガーという名前は「シュレディンガーの猫」に由来すると思われるのですが、「シュレディンガーの猫」については…ウィキなど参考になさって下さい。(私はイマイチ呑み込めてないもので…)
(「どこにでもいるけど どこにもいない」シュレディンガーが一瞬セラスに目を奪われるコマがあるのですが、彼がセラスの中に何をみたのか…これは後の伏線…)
ここでipadのような便利グッズで少佐も登場。
オペラハウスの老人たちの粛清の模様をライブで議場の面々に見せます。
これでいよいよミレニアムの正体が純粋なものになっていくわけです。
そして、アーカードと少佐、インテグラと少佐がそれぞれご対面。
やはりアーカードと少佐は古い付き合いのご様子。
そして、一連の事件の目的を問いつめるインテグラに対し「目的?お嬢さん(フロイライン) 美しいお嬢さん(フロイライン) それは愚問というものだ」と言う少佐の答え。
マクスウェルとの初会見のときもそうですが、自己紹介をすっ飛ばしていきなり詰問するのは、インテグラのクセなんでしょうかね。
ところでフロイライン…これは1巻第2話でインテグラをねらうおじさんが繰り返し口にしていた言葉であることはいうまでもありません。
繰り返される言葉の裏にあるものは…「10年前の出来事の裏にミレニアムが関わっているのか??」とちょっと勘ぐりたくなったところでひとまず幕。