トバルカイン戦から一夜明けて、ヘルシング本部のインテグラの元へ、リオデジャネイロ郊外のセントローズという町のモーテルに転がり込んだアーカードから連絡が入ります。

ちなみにこのセントローズという町はおそらくは架空の町。

(そもそもブラジルに英語名の町なんてあるんでしょうか??)

アーカードは任務を果たしたことをとりあえず報告するわけですが、インテグラからは帰還命令が出ます。

(いよいよ事態を重く見て女王自らお出まし!!)

そんな展開もアーカードはおもしろがるだけ。さらに「たぎったかね」なんてたずねるものですから、インテグラからは「バカ」よばわりされてます。

さんざん化物よばわりされている旦那ですが、「バカ」といわれたのはこの時だけかも…(笑)

インテグラは、自分がくだした決断に一晩中悩んできっと、寝てないんだろうに、そこでこんなこと言われたら、そりゃ誰だって怒ります。

そういえばこの回、珍しくインテグラ葉巻じゃないんですよね。もんもんとしているうちに、葉巻吸い尽くしちゃった…というわけではないと思いますけど…

(ウォルターもきっと、インテグラに付き添ってたんだろうなぁ…)

でも感情をここまでおもてに出すインテグラ、青いと言えば青いです。

そこへ、買い出し部隊(ベルナドット・セラス)が帰還。インテグラの命令を受けるまでもなく、帰国の手はずを探していたようなのですが、「正直一週間以上はお手上げ〜」と報告する二人に、アーカードは航空機を奪うと言い出して、大騒ぎ。

さらにそこにきて、「たぎった」アンデルセンが乱入。いきなりケンカ番長状態です。(気がつくとアーカードいつの間にやらサングラスして、マル眼鏡テブクロ対決に!!)

「拳と拳で愛の語らい」のウチはよかったのですがいよいよ、武器を持ち出したところで、セラスがブレーキに。

戦闘の空気をなくすというか、興を冷ますのほんとに上手です(笑)

ここにきてようやく神父さま、バチカンの「おつかい」を思い出したらしく、小型ジェットの譲渡書を届けることで、アーカード組に帰国の足をもたらしてくれたのでした。

とはいえ、アンデルセンの動きを見てもわかるように、この時点ではヘルシング機関、完全にイスカリオテに遅れをとっております。

なにはさておき、「旦那終始ご機嫌の巻」でありました。


(おまけ)

アーカードのテブクロ、よく見ると遊んでます。

P57ではEXCEL SAGAの文字がみえたり、P66なんか寿限無ですから…

4巻第3話 −2

10/12/12

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