トバルカイン戦から一夜明けて、ホテル・リオ前からの中継。

死者107名、負傷者64名は、もちろん普通の人間の被害者の数。

インテグラのオーダーがもたらした結果です。

ベルナドットさんがのっとって脱出に使ったヘリは、発見されるもののパイロットの記憶はおそらく、アーカードのエロ光線で消された模様(笑)

そしてフェルド・パーシェルの実況の背後に飛行船の影が映ったところで、スイッチOFF。

このあと少佐のあの独特のセリフ回しが展開されます。

繰り返しつつも、様々な言葉がならべられるこのスタイルは、ヒトラーを想起させるかもしれませんが、大昔手に取った『我が闘争』では「一般の国民はおろかだから、いろいろ言ってもムダ。わかりやすい言葉を数をしぼって、繰り返し繰り返し聞かせるのが効果的だ」といったようなことを言っていた(うろ覚え)ので、少佐のこのスタイルはヒトラー風味というよりは、むしろ少佐(=ヒラコー)オリジナルと言って構わないかと思います。

これでもかこれでもかと展開される言葉の数々は、まるで万華鏡のようで、かなり黒くてカッコいい!

それにしても、少佐が、まだロッカーしてたうじきつよしプロデュースの「北斗の拳2」のオープニング曲を口ずさむとはっ!!

そしてドクがウォルターそっくりに「感謝の極み!!」なんてやり取りしているのを見ると、ミレニアム組もアーカード組も結局は似た者どうしなんじゃ・・・と思えてきます。

ここでひとまず、少佐一行はジャブロー、豹の巣へひとまず帰還。

ちなみにジャブローはガンダムの地球連邦の基地が元ネタでしょう。

だとすると「豹の巣」じゃなくて「モグラの巣」なんじゃ…と思うのは私だけ?*

(そういえば、「フラッペン」って正確には飛行船のどの部分をさすのかよく分かりませんでした。ご存知の方いらしたら、是非ご教示下さいませ。)


*ガンダムシリーズにおいてジャブローはその規模もさることながら、完璧な防御を誇る上に、施設も充実していることで有名です。(託児施設までありますからね)

地球連邦の高官の一部が前線に出ようとせず、ジャブローに引っ込んでいることを揶揄して、レビル将軍が「ジャブローのモグラども」なんてぽろりしてます。

4巻第3話 −1 

10/12/11

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