すっかりはまってしまったHELLSING.。その後もポチポチ調べてます。

今回は作中登場するアーカードの棺の銘文について。

The bird of Hermes is my name,eating my wings to make me tame.

もとは、15世紀のイギリスの錬金術師ジョージ・リープリーGeorge Ripleyによる錬金術の写本(というか巻物)、リープリー・スクロール(The Ripley Scroll)の一節。

コチラの写本は21点残されているようですが、その経緯など詳細については、エジンバラの王立医科大学の図書館とかがくわしいです。

これ以外にも錬金術サイトでは、現代英語に翻訳して読みやすくしたものを公開。またウィキでもカラーで画像を公開しています。

ちなみに棺の銘文、古い英語だとこんなカンジ。

THE BEDE OF HERMES IS MI NAME ETING MI WINES TO MAKE ME TAME.

王冠をいただいた人頭の鳥がおのれの翼に喰いついている絵がそこには大きく描かれています。

「うおぉぉぉ〜アーカードにぴったりではないか!!!」

しかも錬金術!!!

聖書ネタではないところがさらにおいしい♪(笑)

アーカードが自らの意志で、ヘルシングの下僕となっていることを表しているようで、とても素敵。

ヒラコー氏も多分そういうことで、こちらの一節を棺に記したとは思うのですが…

「でも神秘主義、秘密主義な錬金術の写本の一節、図像もイメージにぴったりだけど、そもそもどういう意味なの??」という疑問が浮上。

…というわけで、さらにもう少しこのネタ引っぱります(笑)

(つづく)

ヘルメスの鳥 1

10/11/03

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