ヘルシングロンドン本部襲撃事件から1週間後の9月10日午後3時。
ロンドン軍事博物館、キャスター作「マモン平原会戦のウスター伯ヴィランデル図」前にて、インテグラと、イスカリオテ機関長エンリコ・マクスウェル会見の場面。
まずロンドン軍事博物館ですが、これは実在の博物館。おもに第一次、第二次世界大戦を守備範囲にしている軍事博物館です。
ちなみにサイトはコチラ。
カフェの写真もあるのですが、屋内の様子だけで、インテグラとマクスウェルの会見の場と同じかどうかはよく分かりませんでした。
そしてキャスター作の絵ですが…これはおそらくは創作。
この博物館のコレクションに絵画資料も当然含まれており、その内容はサイトで公開されているのですが、実際に見ていただければ分かるように、あくまで世界大戦が守備範囲。見たカンジでおそらくは油彩だろうと当たりをつけて、サイトで公開されている油彩は一通り確認したと思うのですがこの場面のような作品は見当たりませんでした。
しかも「マモン平原会戦」自体正体不明。
絵、そのもののモデルが何かしらあるのかもしれませんが、おそらくこの絵画展示スペース全体が、HELLSINGのストーリーの展開のために用意された舞台装置と考えていいようです。
さて、そこに遅れて登場したマクスウェル。最初こそ下手に出てましたが、最後には「異端教徒のメス豚共」ときました〜。(「共」ですからウォルターもメス豚あつかいなんですかね〜)
いやはや、アンデルセンだけがステキに物騒だったわけじゃないんですね〜(汗)
そしてこのひと言で、殺しの鬼札アーカード登場。
メス豚発言でいきなりご立腹です。
ベイベロンとか売女とかまぁ、インテグラは今までにも散々な言われようだったわけですが、こんなにアーカードがご立腹なのは初めてじゃないでしょうか。
これに対抗して、マクスウェルはアンデルセン召還!!
(この時の背景にある絵も、どう見ても宗教画ですからね。ちょっとありえませんね。ヤッパリ舞台装置ですよ。)
ところがアンデルセンもいきなり戦闘態勢。
このときぶつぶつ言っているのは詩篇の一節。
ようするに神に逆らうものに対して下される、最終的な裁きの様子を述べているわけで、「黒鉄の杖(曲がることのない権威)によって逆らうヤツを焼き物が割れるみたいに木っ端みじんにするぞー」と言っているのですが、これこそまさに「まつろう民には寛容を、逆らう者は打ち倒す」といったアーカードの言葉そのままなんですよね。
この場面、人間の方が狂気に満ちて、化け物の方が良識を持っているように見えるところが愉快、愉快♪
ただし、アンデルセンの登場で、アーカードもますます戦闘態勢に。
このままおっぱじめる気か???というところで、明日へつづく〜