昨日までHELLSING 2巻について、ちまちまと述べてきたのですが、ちょっと参考文献が図書館から届いた都合で、本日は急遽8巻での拘束制御術式零号開放時の、アーカードの棺のフタにあらわれる紋章についてメモメモさせていただきます。
アーカードの棺のフタに記された「私はヘルメスの鳥〜」の文言。
よくよく見ると「記されている場所がいやに足下の方向によっているなぁ…」と思ったら、零号開放とともにアタマのあたりに紋章が浮かび上がります。
ヒラコー、3巻執筆時点でここまで考えていたとしたら、すごすぎる!!
ところで、ヘルメスの鳥の文言については、錬金術を下敷きにしているということはすでに「ヘルメスの鳥1〜4」で述べたのですが、この紋章の正体が未だつかめません。
死の河が流れる中であらわれた、ワラキア公国軍の馬の胸繋についている飾りにも同じ紋章があしらわれていることから、ワラキア公国ないしはドラキュラ伯爵の紋章であると考えられます。
そこでワラキア公国の紋章やら、ドラクルの紋章やらウィキで、ちら見してみたのですが、どれも違う様子。(それぞれワシやドラゴンでした)
紋章と一口に言っても何パターンか持っているのが常ですから、そのうちのいずれかなのかもしれませんが、ワラキア公国軍の紋章の存在の有無なども含め、ちょっと現時点では詳細は不明。
ひょっとすると、実在の人物ヴラド3世関連の紋章をストレートに使うのをさけて「ドラキュラ伯爵の紋章」として新たに創作したものなのかもしれません。
いずれにせよ、棺にあの紋章が浮かび上がるとき、すなわち「伯爵」が現れるときということ。
その一方で、やはり錬金術がらみの文様の可能性もすてきれず、参考文献にあげた本を、その仰天世界におののきつつも(笑)ぺらぺらと眺めてみました。
で、はっきりとしたモデルはよく分からないままだったのですが、紋章の中央部分の絵柄のモチーフは何となくつかめてきた感があるので、次回述べたいと思います。
その前に紋章のふちを取り囲む文字について…
正直なにがなんだかチンプンカンプン(笑)
ただしパッと見の印象で、コインの刻印に似ているなぁと思い、コチラのサイトのヴラド3世の頃のコインを見ると…ひょっとして似てない??IWBЛAДbBOHBOДAГNbとかって??読めないけど(笑)
しかもてっぺんには十字架マークまでついてるし…かなり核心に近づいているのではないかと思うのですが…
なにしろさっぱり読めませんから(爆)
(この辺りの情報にお詳しい方いらしたら、是非ご教示下さいませ。)
というわけで、中途半端なまま、続く…(ギャフン)