バレンタイン兄弟の突入を受けて、円卓会議場も混乱。
ペンウッド卿は弱気ですが、マル眼鏡族(勝手に命名)のアイランズ卿は堂々としたもんです。
そこへロートルとルーキー登場。
インテグラはウォルターに「我々はもうおしまいか?」とたずねるのですが、10年前におじさん殺して家督を継いだ時点で、すっかり肝の座った姐御かと思いきや、このエピソードではところどころで弱気な面というか、もろさを見せるところがあります。
おそらく、インテグラが当主になって以降経験した戦闘というのは、アーカードまかせで対応すればすむような規模のケース、つまり化け物VS化け物で決着がつくもので、自らが危機に直面したことを自覚したのは今回が初めての経験だったと言うことでしょうか。
これにたいして執事強気です。
ですが初代ヘルシング卿(ヴァン・ヘルシング)のピンチって…ブラム・ストーカー版を読む限り、実は本人そんなに追いつめられた状況に陥ったことってありません。どちらかといえば、時間との勝負の中で終始追いかける側だったわけで、私の目から見ると、今のインテグラの状況の方がよっぽどのピンチに見えますよ(笑)
そのころ(多分)インテグラの執務室では、ヤンが葉巻吸って「英国は貧富の差がはげしすぎるんだよなー」とイライラ募らせ、いよいよ円卓会議場への突入を試みるわけですが…
たしかにイギリスって一度行っていただければ分かるのですが、貧富の差はげしいです。「紳士の国」なんかじゃなくて、あくまで「紳士という階級がある国」なんです。やはりこの辺のセリフからも、バレンタイン兄弟はイングランド出身じゃないかなぁと思うわけです。
(ところで「HEY 豚共をズタに…」のセリフですが、これってラップですよね?元ネタの曲があるんじゃないかと思うのですが、調べきれませんでした。ご存知の方いらしたら、教えてくださいませ〜。)
ここからいよいよHELLSING部隊の「出撃」となるわけです。
執事、さすがに「死神」。
名乗りを上げるところからして堂々としてます(笑)
そしてヤッパリタダモノじゃなかった!!
大昔、TVでやってた時代劇「必殺仕事人シリーズ」でも糸を使うヤツいましたが、あれは糸で釣り上げて相手を窒息死させていたのですが、執事はちがいました。北海道の六花亭の白樺羊羹でした!!!(爆)
そしてヤンのスピーチをのしをつけて叩き返しておいて、背面からセラスに攻撃させるなんて、執事、黒くてかっこよすぎだーっ!!
最後はセラスの体術でヤンを拘束、尋問を始めるのですが、ウォルター、自分では自分のことを「老いぼれ(ロートル)」といってたのですが、ヒトにいわれるとやっぱりカチッっとくるみたいですね(笑)
ここで、今回の攻撃目標がもう一つあったことがウォルターとセラスに明かされるわけです。
当初の作戦でオフェンスだったはずのアーカード…やっと出番です♪