冒頭、少佐の嬉しそうな声が艦内にひびきます。
「君達は素晴らしい!!」
とにかく、タマの取り合いやる相手がいるということが、彼らにとっての「幸せ」ということなのでしょうか?
相手にしたら迷惑この上ないですが(苦笑)
というわけで、扉絵。
大尉、1944年12月17日にマルメディ(Malmédy)にいたことが明かされております。この日この地で何があったか、しりたい方はウィキのコチラ(マルメディ虐殺事件の項)をご覧になっていただければ…
いずれにせよ、大尉、大戦下では、かのヨアヒム・パイパーの指揮下、パイパー戦闘団のメンバーだったと言うことのようです。
(それにしてもやっぱり満月…笑)
(話は戻って…)少佐の艦内アナウンスを聞いて、インテグラに少佐の元へ早く行ってもらうために、セラスは大尉の足止めを買って出ます。
「死ぬなよ 許さんぞセラス 絶対に許さんぞ」って、そのセリフ、旦那に一度でも言ってやったんだろうか…でも実際そんなこといわれたら、旦那喜びのあまり、成仏しちゃいそうですけど…笑
大尉の方も、異存は無いようで、Hauptquartier(Headquarters本部)への道を(やっぱり)無言で指し示します。
インテグラは「律儀な犬だ」というのですが、「御苦労!!」といってますから、敵味方の区別こそあるものの、「自分のつとめを果たすもの」として、その存在を認めているということなのでしょう。
(でも「犬」じゃないのよ~というのは、あとの話。)
というわけで、インテグラ・セラスパーティーはここで分割、いよいよヘルシングのメンバーは、ばらけていきます。
p165からp177のセラスvs大尉の戦闘シーンは何かスゴすぎてもう…泣
コートでセラスの視界を遮っておいて、コートの上から弾を撃ち込むあたり、アクションとしてどうこうより、私的には、「大尉コート脱いだら下はお肌だったーっ!!!」のほうが、破壊力大。
前々から「コートのえりが高いなー」と思っていたら、こんなびっくりが仕込まれていたとはっ!!!
直後、今度はセラスが影をかって、反撃を試みるのですが、半分ワンコ化した…もとい半分ウルフ化した大尉をみて思わず動きを止めてしまうのでした。
このころ外では、ウォルターくんと、アーカードちゃんが対峙しております。
旦那、幼女化してもしゃべるしゃべる(笑)
ウォルターはただの裏切り者でしかないと言い切り、しかも戦闘と言う賭けでは、すでにウォルターの敗北は不可避であることを突きつけてきます。
そしてとどめの一手。
「腹がへった」と、ロンドン市街の血の海を丸呑みし始めるわけです。
人目もはばからぬ暴飲ぶりは、まさにKINGの名にふさわしいですな。