英国安全保障特別指導部本営…
SR-71の激突に伴い、全く状況が把握出来ず大混乱のさなか、インテグラは落ち着いたもの。
歴史を鑑みて「一方的な虐殺」が行われているとだけ答えます。
そのころアドラー(イーグル)甲板では約束のときを告げる目覚まし時計を踏みつぶしながら、アーカードがリップヴァーンに迫ります。
「さあ!!どうする!!どうするんだ魔弾の射手(リップバーンウィンクル)!!」というこのセリフ。
1巻でセラスに向かって問うたときと、実は状況が酷似しています。
つまりここで、アーカードはあきらめるのかどうかと問うているわけです。それまでおびえて、逃げるばかりだったリップヴァーンの「あきらめ」への拒絶をみてとったアーカードは「そうこなくては」といわんばかりの笑顔(?)をうかべます。
最後の勇気をふり絞ってアーカードに向けてリップヴァーンが発砲。(「墜ちろ 墜ちろ…」はもう私にはガンダムへのリスペクトにしか聞こえませんよ…苦笑)
アーカードはくらいまくった後で、お口キャッチ♪
そして一気に攻勢に出ます。
マスケットをリップヴァーンの心臓に突き立てることについては先日の日記「むかしばなし『魔弾の射手』」でも若干触れましたが、グーパンチに始まる一連のアーカードの行為、すなわち「殴って、だまらせて、さして、ゆっくり味わう」はもう、「強姦」にしかみえません。
既に何度か述べている通り、ブラム・ストーカー版では吸血や、輸血など血のやり取りを、性的交渉と近いものと位置づけしていることも考えあわせれば、そう突飛な連想ではないはず。
(実際描き方も「超」がつくくらいエロいですしね〜)
それにしても、セラスと比べてリップヴァーンのこの扱いは、いくら敵役とは言え、ちょっとかわいそすぎますね…おろろ〜ん
と、ここで月明かりのもと、最後の大隊の飛行船団が登場したところで、次回へ!!